【第4話】刑務所生活 入所から工場配属、刑務作業について




第3話では、新入工場訓練と移送までを書かせていただきました
今回は、移送後の本格的な刑務所生活についてです。

移送先の駅に着いたら、入所先の刑務官が迎えに来ており
その車で、受刑先の刑務所へ向かいます。

刑務所に到着したら

先ずはじめにおこなうこと、着替えと身体検査です。

私服から、刑務所指定の受刑服に着替えるのですが

着替えの前に、全裸で身体検査があり外部から何か持ち込んでいないかを徹底して調べられます。

 

正式な刑務作業が確定するまでは

刑務作業をする配属先の工場が確定するまで

やはり、新入訓練工場にて連日

・行動訓練

・刑務作業

を行います。

新入工場での行動訓練も相当つらいですが、ここでも同じように厳しい訓練がつづきますが

本配属が確定するまでの

新入工場と、受刑生活を送る新入工場での

生活は今後の刑務所生活を、左右する大切な期間です。

 

刑務作業の職種にもランクがある

刑務所でもやはり工場により、ランクがあり

受刑者から人気のある工場と

自営作業の,経理作業(炊事,洗濯,清掃等の施設の自営に必要な作業)と

営繕作業(施設の改修等直営工事に必要な作業)などは刑務作業の中でも花形の職種になり

自己(懲罰)の発生率も低いため、仮釈放を目標としている受刑者にはよい環境といえます

また、逆に問題のある受刑者が集められる、工場などがあります

刑務作業について詳しくは法務省のサイトでも紹介されています

 

配属先の工場が決まったら

配属先を、伝えられたら自分の荷物をまとめ

配属先の工場に向かいます、この日から同じ工場いる

囚人たちと同じ部屋で生活することになるのですが

今までは

・刑務所の場所が確定するのを待つ新入訓練

・配属先が確定するまでの新入訓練

と環境が同じ受刑者同士の雑居生活(共同生活)なので

基本的にさほど上下関係はないものの、

本配属された工場では、上下関係が存在します。

刑務所側では認めませんが、受刑者の中にはっきり

・工場長(工場のリーダー)

・部屋長(各部屋のリーダー)

からなるピラミッド式の上下関係があり

新入はピラミッドの末端になるので

刑務所によっては、サラ仕事と呼ばれる

先輩方のお世話(下積み)が存在します。

実体験のある私の中で、受刑生活で一番きついことは

・人間関係

・寒さ

でした、この配属先での人間関係が長い受刑生活を左右されます

 

刑務作業の賃金

一応、刑務作業を行うと賃金をいただき

出所時に、支給されます

平成27年度予算における作業報奨金の1人1月当たりの平均計算額は,約5,317円となっています。

法務省刑作業報奨金から引用

これには、作業の勤続年数や無事故(懲罰がない)などで

各、等工にわかれ、報酬金が細かく決められております。

一日のスケジュールは、こちらと同じです

 

無事故でいることの大切さ

服役中に、刑務所の規則に違反した場合

懲罰という罰を受けることになります

詳細は別の記事で詳しく説明しますが、逆に罰がなければ

級というのが上がり

・仮釈放の評価になる

・手紙を書ける回数が増える

・面会の回数が増える

・集会やレクリエーションの回数が増える

などメリットがあります。

一番大きいメリットは、仮釈放の評価ですが

服役生活では、娯楽は当然少ないので

面会や、家族や恋人への手紙は励みですし

レクリエーションも非常に楽しみの一つです。



広告



ABOUTこの記事をかいた人

prison372

4年6か月の刑務祖生活後、社会復帰を果たし逆境で学んだことを生かして更生する。 現在は、自分の会社を経営し家族とともに幸せな生活を過ごす。 このサイトでは自分と同じ境遇の方たちでも、努力すれば必ず成功できるということを 自分が実施してきた、逆境を跳ね返し夢を実現させるノウハウを提供します。