23日間の留置所生活で一番の古株になり
すっかり、担当刑事さんとも打ち解けていた
留置所生活ですが、起訴が確定し
仮釈放の希望もお金もなかったため
仮釈放の申請はせずに、拘置所へ移送されることになりました。
詳しくは、刑務所までの流れの3 拘置所についてで説明しております。
拘置所への移送方法は、留置所からバスで向かいます。
事前に、留置所で同部屋だったCさんより
拘置所生活についての事前知識を仕入れておりましたが
やはり、緊張したことを覚えています。
移動方法は、警察署が用意している
移送用のバスに乗り、同日拘置所へ移送される
各警察署の被疑者たちと乗り合いで移送されます。
拘置所へ到着すると、警察官から
拘置所の刑務職員へ受け渡されます
この瞬間から、被疑者は法務省が管轄する
拘置所の住人になるという事になります。
が待ち受けています
外部から変なものを持ち込まないかの検査ですが
全裸になり
横幅が肩幅位の足型に立ち
前に手を着く、手形が床にあるので
そこに手を付く形になりますが
要するに、お尻の隅々まで調べられるのです。
次に、性器に異物が入っていないか
刺青が入っていないか
それぞれある場合は、箇所と数など記録されます。
日常では考えられませんが、拘置所や刑務所では
歯ブラシを使って、性器に埋め込んだり
刺青をいたずらで入れたりする人が居るため
事前に記録するのです。
ひととおり、入所の手続きが済んだら
自分が生活する部屋(舎房しゃぼう)に連れて行かれるまで
木の扉に番号が書いてあるびっくり箱と呼ばれる
人一人がギリギリ入れる箱の中に入り
ベンチに座った状態で、拘置所の生活の冊子を読んで待つように指示されます
しかし、当然こちらは緊張しているため全く頭には入りません。
通常の被疑者は、雑居房と呼ばれる
一部屋6名程度の、共同部屋に入ります。
などは独居房と呼ばれる、一人部屋に入る事になります。
私は、雑居房になったので
びっくり箱から出るように言われ
長い、廊下を移動して拘置所の担当刑務間の担当台まで連れて行かれました。
次回は、雑居房での生活についてご紹介いたします。